(1)第2四半期業績の差異理由
個別業績については、ミドルウェア事業においてAndroidスマートフォン向けのきせかえサービスや関連ソリューションをサービス提供するとともに、昨年12月末には新規のソーシャルゲームを開始し積極的に推進し継続的に成長しておりますが、フィーチャーフォン向けの売上減少を補うところまでは及ばず、一部案件の期ズレの影響もあり、売上高は当初予想に対し80百万円下回りました。利益面につきましては、売上高の未達及び売上原価の増加により、営業利益が102百万円、経常利益が109百万円、当期純利益が109百万円下回りました。
連結業績については、上記個別業績の差異に加え、韓国子会社において上期に見込んでいた新規案件に伴う受託開発売上が下期以降へ期ずれする等の結果、ミドルウェア事業の売上が125百万円下回った一方、連結子会社である株式会AMS(以下、「AMS」という)の行うEC事業が好調に推移し、昨年の3月以降、各四半期で営業黒字を継続しており、顧客数の増加並びに既存顧客の規模拡大により当第2四半期では過去最高の売上と営業利益を計上し、売上計画を164百万円上回る結果となっております。これらの結果、連結売上高は40百万円上回りました。利益面については、EC事業が予想を大幅に上回る利益を計上する一方で、ミドルウェア事業では売上の未達により、営業利益が26百万円、経常利益が33百万円、当期純利益が38百万円下回る結果となりました。
(2)通期業績の修正理由
個別業績につきましては、売上高は上期にスマートフォン向けの案件の遅れがありましたが、通期においては概ね計画通りに推移する見込みです。利益面につきましては、上期に生じたスマートフォン向けサービス拡充による運営コストの増加等の影響を下期で補いきれず、営業利益が62百万円、経常利益が78百万円下回る見込みです。また、当期純利益につきましては、上記「2.特別損失の計上について」のとおり、本社移転に伴い、移転費用等約23百万円を特別損失として第3四半期に計上する予定であることから、86百万円下回る見込みです。
連結業績につきましては、ミドルウェア事業は案件の遅れにより上期売上は予想を下回ったものの通期売上は当初計画どおり進捗する見込みであり、またEC事業が好調に推移していることを鑑み、373百万円上回ることを見込んでおります。なお、利益面につきましては、EC事業の利益が増加しましたが、本社の上期の未達および韓国子会社における広告宣伝費等の販売管理費が下期に増加する見込みであるため営業利益は47百万円、経常利益は54百万円下回る見込みです。なお、韓国子会社の損失の一部は少数株主持分にて相殺される予定です。また、当期純利益は当社及びAMSの本社移転に伴う移転費用等として約31百万円を特別損失として計上し、14百万円下回る見込みです。
(3)営業外費用・特別損失の計上について
当社及びAMSの本社移転に伴い移転費用等として、連結業績において約31百万円を特別損失として計上する見込みです。なお、平成24年2月28日付「業績予想の修正に関するお知らせ」のとおり、第2四半期連結業績において、営業外費用として持分法による投資損失240百万円を計上いたしました。