医療業界におきましては、平成24年の診療報酬改定により医療機関の経営環境に改善の兆しが見受けられます。しかしながら、当社グループが属する医療機器販売業界におきましては、医療材料の償還価格が1.38%の引き下げとなったことに伴い、消耗品の納入価格は下落しており、今まで以上に医療機器ディーラーの販売競争は激化しております。このような経営環境の下、当社グループは医療機関の経営改善に繋がる複合的なサービスの提供・最新の医療情報の提供を通じた高付加価値商品の提案営業を進め、利益率の向上や業務効率の改善に取り組んでまいりました。
この結果、平成25年6月期連結会計期間の売上高については、循環器関連の消耗品において償還価格の引き下げに伴う納入価格下落の影響も有り、計画に対してわずかに達しない見込みであります。利益面については、その他分野における消耗品の新規取引の獲得が進み、備品の販売においても放射線機器や眼科関連機器、内視鏡等の診断機器の販売が好調であり計画を上回る利益を確保できたこと、また主要仕入先からの購買業務共通化の実施による売上原価率の低減や販売促進リベート獲得の効果も有り、経費についても業務効率の改善による人件費等の縮減による販売管理費の抑制により、営業利益は計画を上回る見込みとなりました。これに伴い、経常利益、当期純利益についても計画数値を上回る見込みであります。
(注) 上記に記載した予想数値は、現時点で入手可能な情報に基づき判断した見通しであり、多分に不確定な要素を含んでおります。実際の業績等は、業況の変化等により、上記予想数値と異なる場合があります。