当第2四半期連結累計期間につきましては、売上高はブレーキ事業で海外子会社が好調であること、またエレクトロニクス事業で日本無線(株)のソリューション事業が好調であることなどにより前回予想を上回る見込みです。
営業利益は、エレクトロニクス事業において日本無線(株)、新日本無線(株)の業績が予想を上回る見込みであるものの、長野日本無線(株)が電源・エネルギー機器セグメントにおいて1,011百万円の棚卸資産評価損を計上することなどにより減益となるため、前回予想を下回る見込みです。エレクトロニクス事業においては、現在、日本無線(株)を中心に事業構造改革を進めており、長野日本無線(株)では日本無線(株)からの生産移管に伴い事業の見直しを進め、不採算事業から撤退し、これにより生じる余裕人員・生産スペースなどの経営資源を移管品生産に集中することにしました。この結果、電源・エネルギー機器セグメントの産業機器用電源事業を大幅に縮小するため棚卸資産評価損を計上することになり、減益となったものです。
一方経常利益は、為替差益や持分法による投資利益が増加することなどにより前回予想を上回る見込みです。
また当期純利益は、日本無線(株)の事業構造改革の費用が計画を下回る見込みであることなどから特別損失が減少すること、新日本無線(株)、上田日本無線(株)が利益体質の改善により繰延税金資産を計上し税負担が減少することなどにより、前回予想を大幅に上回る見込みです。
平成26年3月期通期連結業績予想につきましては、営業利益は上記の長野日本無線(株)の事業見直しに伴う棚卸資産評価損計上の影響などにより減益となる見込みですが、経常利益は、為替差益や持分法による投資利益が増加する見込みであることなどから営業利益の減少をカバーして前回予想を上回る見込みです。また当期純利益も、日本無線(株)の事業構造改革の費用減少による特別損失の減少、新日本無線(株)、上田日本無線(株)の繰延税金資産計上による税負担の減少などにより、前回予想を大幅に上回る見込みです。
(本件に関する問い合わせ先)
日清紡ホールディングス IR広報グループ TEL 03(5695)8854