(1)第2四半期連結累計期間
当第2四半期累計期間(9月~2月)の連結売上高につきましては、厳しい消費環境に加えて業界内の競争激化が進む中、ブランド戦略を重視した展開商品の絞り込みなど、中長期的な活動に軸足を置いた事業運営を行った結果、特に第1四半期で大きく売上が低迷し、予想を下回る見込みとなりました。12月のクリスマス商戦以降は、第1四半期の低迷を挽回すべく、売上拡大に向けた販促活動や展開商品の拡充を図ったため、第2四半期連結会計期間(12月~2月)の売上高は前年同期を上回るまでに改善しました。
利益面に関しましては、台湾子会社の業績改善やベトナム子会社製品の売上シェア拡大による製品原価の低減に努めたものの、利益圧迫要因となる原材料価格の高騰を吸収するまでに至らず、また、積極的なプロモーション活動を中心とした販売費の増加等が影響して営業利益、経常利益、四半期純利益ともに予想を下回る見込みとなりました。
(2)通期
今後の我が国経済は、昨年末の政権交代を契機とした景気回復への期待感はみられるものの、未だ本格的な個人消費の回復には至っておらず、依然として先行き不透明な状況が予想されます。当社を取り巻く環境についても、歯止めのかからない地金価格の高騰や業界内の競争がより一層激しさを増すなど今後も厳しい状況が続くものと思われます。
このような市場環境の中、第3四半期以降の当社グループは、引き続き売上拡大に向けた取り組みを進めるとともに、利益貢献度の高い店舗の再強化による収益拡大、販売価格の改定による売上総利益率の改善、ローコストオペレーションの徹底実施による利益確保など有効的な施策を組み合わせることで通期業績予想の達成を目指します。
以上の理由により現時点における通期の連結業績予想に関しましては、平成24年10月12日付「平成24年8月期決算短信」にて発表した内容に変更はありません。今後、消費環境の動向と第3四半期の結果を勘案し、通期業績予想の修正が見込まれる場合は速やかにお知らせいたします。