平成24年12月期の通期の売上高につきましては、長期に亘る円高や、欧州債務危機に端を発した世界経済の減速および中国経済の鈍化の影響等により、国内のエレクトロニクス業界は急激な事業再編成や業界再編成等があり、各社の生産および在庫調整や研究開発費の削減等、また製造拠点および購買機能の海外シフトの加速化に伴い、海外においては製造受託関連事業を中心に順調に業績を伸ばしたものの、国内においては、一部の製造受託関連事業及び一般電子部品事業等の受注が減少し、平成24年８月13日に公表しました当初予想数値を下回る見込みです。
　また、利益面につきましても、売上高減少の影響に加え、商品販売単価の下落の影響から、平成24年12月期通期の営業利益、経常利益、当期純利益は、いずれも当初予想を下回る見通しとなりました。

　当社は、長期的な企業価値の拡大を目指すことが株主・投資家の皆さまへの利益還元の基本と位置付け、継続的かつ安定的で適正な配当の維持に努めていくとともに、持続的な事業の成長と事業基盤の強化のための内部留保の拡充を図り、株主価値を向上させることが経営の最重要課題と位置付けております。当期期末配当金は１株当たり3.50円の予定としておりましたが、上記業績予想の修正に基づき、当社配当政策及び経営環境等を勘案し、上記のとおりとさせていただきます。