売上高
国内においては、銀行、証券、保険の金融機関向けシステム開発案件の受注・売上が堅調に推移していますが、平成26年1月31日付で実施した西日本事業の譲渡の影響により国内全体の売上高は減収となる見通しですが、海外においては、システム開発事業の内、大半を占める日本向けオフショア開発は円安と開発要員の人件費上昇による価格競争力の低下はありますが、既存顧客からの引合いは堅調に推移しています。他方、石油化学エンジニアリングサービス事業は、設備機器の販売が好調なことにより大幅な増収となる見込みです。
以上により、連結売上高は前回予想値を15.6%上回る37,000百万円となる見通しです。
営業利益
国内事業においては、西日本事業の譲渡に伴う影響で売上総利益が減少し、また会計監査人の変更に伴う監査費用、株主総会費用等の増加により販売管理費が増加いたしました。
海外事業においては、オフショア開発事業の受注は円建てのため、売上高は為替の影響を受けないものの、中国における人件費の上昇及び中国で発生する人件費等の原価は人民元で支払うため為替の影響を受け、利益を圧迫しました。他方、石油化学エンジニアリングサービス事業において設備機器販売が伸びたものの、利益率の高いソフトウェア販売が伸び悩んだため営業利益確保において苦戦する見通しとなりました。
以上により、連結営業利益は前回予想値を73.6%下回る660百万円となる見通しです。
経常利益
営業外収益として、海外子会社における円建ての資産が為替の円安影響を受け、第3四半期末において、為替差益が669百万円発生しました。
営業外費用として、投資に伴う借入金の増加による支払利息が第3四半期末までに569百万円発生しました。
以上により、通期では経常利益は770百万円となる見通しです。
当期純利益
連結当期純利益においては、以下の特別損益が発生しております。
特別利益
・平成25年12月11日付で開示したとおり、連結子会社であるCare Online株式会社の株式譲渡による特別利益33百万円。
・海外の連結子会社が保有する投資有価証券売却益177百万円。
特別損失
・平成25年11月6日付で開示したとおり、連結子会社である福建聯迪資訊科技有限公司が所有する固定資産の譲渡にともなう特別損失772百万円。
・海外の連結子会社の持分法適用会社において株式を一部譲渡したことによる譲渡損失149百万円。
法人税の増加が見込まれることや、海外子会社の少数株主利益が第4四半期に控除されることから、当期純利益が減少する見込みであり、640百万円の当期純損失となる見通しです。
(注)上記の修正の内容につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成しております。実際の実績は、今後の為替レート等の様々な要因によって予想値と異なる可能性があります。