当社は、株主の皆様に対する公正な利益還元を経営上重要な課題として位置付け、業績の向上に努めると共に、経営基盤および財務体質の強化ならびに将来の事業拡大に備えた内部留保の充実も勘案しつつ、株主の皆様へ安定した配当と配当水準の向上に努めることを基本方針としております。
当社は、平成21年3月期の決算において多大な当期純損失を計上し、誠に遺憾ながらそれ以降無配を続けざるを得ない状況となり、株主の皆様には大変ご迷惑をおかけしてまいりました。この間、当社は、平成21年6月に経営体制を刷新し、財務体質の改善と事業収益力の強化に真摯に取り組んでまいりました。また平成23年3月に介護付有料老人ホーム1棟59室、同年7月には住宅型有料老人ホーム1棟126室の事業を譲受し、事業再生に弾みをつけてまいりました。このような状況のもと、当事業年度末をもって、いわゆる「繰越損失」を解消する見込みとなります。当社のもう一つの勘案事項であります内部留保につきましては、引き続き努力水準であると判断いたしてはおりますが、直近の事業進捗や今後の事業展開等を総合的に勘案し、4期ぶりに復配させていただきたいと考えております。
つきましては、無配としておりました平成25年3月期の期末配当を、1株当たり1,000円00銭に修正することといたしました。