平成25年3月15日
各 位
上場会社名株式会社細田工務店
代表者代表取締役社長 阿部 憲一
(コード番号1906)
問合せ先責任者経営企画部長 武藤 雅康
(TEL03-3220-1111)
特別利益及び特別損失の発生、平成25年3月期(個別・連結)業績予想の
修正に関するお知らせ
 当社は平成25年3月期(平成24年4月1日~平成25年3月31日)決算におきまして、平成26年3月期を初年度とした中期経営計画(3ヵ年)に向けた施策を行った結果、特別利益及び特別損失を計上する見込みとなりましたので下記のとおりお知らせいたします。また、最近の業績動向を踏まえ、平成25年2月5日に公表した連結業績予想ならびに平成24年5月14日に公表した個別業績予想を下記のとおり修正いたしましたのでお知らせいたします。

 
● 特別利益の計上
  (1)固定資産売却益   88百万円
     賃貸物件等を売却したことにより、88百万円を計上する見込みです。
  (2)その他特別利益   324百万円
     連結子会社である細田資材流通株式会社を平成25年3月31日付で吸収合併することにより、
     抱合せ株式消滅差益として324百万円(平成24年12月末時点算定)を計上する見込みです。
  
● 特別損失の計上
  (1)固定資産売却損   10百万円
     賃貸物件を売却したことにより、10百万円を計上する見込みです。
  (2)減損損失      82百万円
     固定資産の売却に伴い、82百万円の減損損失を計上する見込みです。
  (3)固定資産除却損    6百万円
     固定資産の除却に伴い、6百万円の固定資産除却損を計上する見込みです。
  (4)その他特別損失   198百万円
     希望退職者に対する割増退職金ならびに再就職支援費用等、中期経営計画の施策実現のための
     事業構造改革費用として、198百万円を計上する見込みです。

● 業績予想の修正について
平成25年3月期通期連結業績予想数値の修正(平成24年4月1日~平成25年3月31日)
売上高営業利益経常利益当期純利益1株当たり当期純利益
百万円百万円百万円百万円円 銭
前回発表予想(A)25,10091033029018.19
今回修正予想(B)22,068△1,232△1,740△1,624△101.87
増減額(B-A)△3,032△2,142△2,070△1,914
増減率(%)△12.1
(ご参考)前期実績
(平成24年3月期)
16,197△314△828△910△57.14
平成25年3月期通期個別業績予想数値の修正(平成24年4月1日~平成25年3月31日)
売上高経常利益当期純利益1株当たり当期純利益
百万円百万円百万円円 銭
前回発表予想(A)24,30030026016.31
今回修正予想(B)21,595△1,781△1,309△82.11
増減額(B-A)△2,705△2,081△1,569
増減率(%)△11.1
(ご参考)前期実績
(平成24年3月期)
15,347△792△882△55.37
修正の理由
<個別>
 平成25年3月期通期の売上高におきましては、24,300百万円の予想に対し21,595百万円と2,705百万円の減収となる見通しであります。
 当社の主力事業である戸建分譲事業におきましては、東日本大震災の復興需要等を背景とした経済活動が徐々に回復傾向にある東北地域の売上は堅調に推移しましたが、首都圏では雇用ならびに所得環境の不透明感により住宅取得意欲が本格的な回復に至らない中、第2四半期まではたな卸資産回転率の向上ならびにキャッシュフローを重視し、前期より繰り越しました分譲物件の早期完売に努め、販売価格の見直しを行った事により、前期と比較し売上高は大幅に伸長いたしましたが、売上総利益率が低下いたしました。第3四半期以降につきましては、新規分譲物件の販売を開始いたしましたが、新規分譲地へのご来場者数は12月の衆院選以降となり、お申し込み件数も10月、11月と比較し12月は堅調に伸長したものの、販売予定棟数には届きませんでした。当第4四半期以降につきましては、前四半期より繰り越した物件ならびに新規分譲物件を中心に精力的に販売を行い、平成26年3月期に売上予定の物件において、事業スケジュールの短縮を図り、当第4四半期に販売を前倒して開始し第3四半期までの減収を補う施策を実施するとともに、各種集客イベントの開催、法人提携先への紹介依頼活動、「紹介キャンペーン」、インターネットでの広告活動を積極的に展開し需要の喚起を行いましたが、販売予定棟数を完売するには至りませんでした。
 これらの結果、戸建分譲事業の売上高は、3,062百万円の減収となる見込みです。
 また、当社は前中期経営計画におきまして、収益不動産事業からの撤退を決定しており、第1四半期に「D-ASSET千葉中央」ビルを売却し、渋谷区宇田川町の土地を残すのみとなりましたが、財務体質の改善が急務の中、当第4四半期に売却することといたしました。
 この結果、売上高は、710百万円の増収となりますが、利益面では1,080百万円の減益要因となりました。
 建設事業におきましては、個人受注では売上は堅調に推移いたしましたが、法人受注事業では受注先へのお引渡しが一部平成26年3月期へ繰り越したことにより、286百万円の減収となる見込みです。
 リフォーム事業では、各種耐震リフォームイベントや当社の施工建物にご入居されているお客様への定期的な訪問を行いリフォーム工事の受注に努めた結果、耐震改修工事ならびに長期保証対応工事の受注は順調に推移しましたが、第2四半期までの減収を補うまでには至らず、184百万円の減収となる見込みです。
 利益面につきましては、引き続きコストの低減や販売費及び一般管理費の経費削減に努めてまいりましたが、売上の減収、ならびに渋谷区宇田川町の土地を売却することなどにより、経常利益では計画300百万円に対し1,781百万円の経常損失、当期純利益につきましては、計画260百万円に対し、特別損益の計上、土地再評価差額金に係わる繰延税金負債の取り崩しによる法人税等調整額399百万円の計上等により、1,309百万円の当期純損失となる見通しであります。
 当事業年度におきましては、平成26年3月期を初年度とする中期経営計画達成に向け、固定資産の売却ならびに希望退職者の募集など事業構造改革を実施した結果、大幅な損失を計上することとなりました。

 株主の皆様には深くお詫び申し上げるとともに、来期以降の中期経営計画の達成を目指し経営陣、従業員が一体となり業績の向上に努めてまいりますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

<連結>
 主に連結財務諸表提出会社(当社)の業績予想の修正によるものと、細田資材流通株式会社を平成25年3月31日に統合することにより、個別決算に取り込まれた抱合せ株式消滅差益ならびに細田住宅管理株式会社が売却した株式会社ピュア企画の株式譲渡益が連結決算では消去されるため、当期純利益は315百万円減少する見通しであります。

以 上